清家清展

udf2005-07-28

今年の4月に亡くなった、「清家清」の展覧会。生前から予定され計画されていたもので、「追悼展」とはなっていないようだ。「清家清」の建築は余り知らないし、影響を受けた記憶もない。ただ、「都市住宅」で見たのだろうか、自宅の庭に「車掌車両」(http://www.kururin.jp/tsushin/shashu.htm#yoにある、「ヨ2000」のような・・・?)らしきものが置いてあり、それが気になったことぐらいだろうか。とは言え、現代住宅への影響力は大きいものが有ることは間違いない。
今回の展覧会は、
松下電工汐留ミュージアムhttp://www.mew.co.jp/corp/museum/kaisai.html
建築学http://www.aij.or.jp/jpn/hall/gallery/main.htm
の2箇所で行われている。今回の展覧会の、チラシは「A3」二つ折りで、それぞれが「表」と言った感じでデザインされており、一方は「汐留ミュージアム」、もう一方は「建築学会」の案内。見開きになる内側は、モノクロ写真と二つのコメントで構成されている。「汐留ミュージアム」のコメントは上記のサイトに載っているので、ここでは建築学会の「建築博物館ギャラリー」で開催されている、「図面展」の紹介文章を引用しておく。

図面に見る清家清の世界

建築博物館ギャラリーは、「図面に見る清家清の世界」と題し、清家清の設計図をもとにその作品の魅力を紹介します。設計図による清家清の紹介は今回が初の試みです。清家清は50年代の小住宅で知られますが、この展覧会では、その後も清家がユニークで優れた作品を作りつづけていたことを示そうとするものです。遺された図面は1万点以上あり、会場の都合で前半・後半の2期に分けて途中で展示替えを行い、それぞれ厳選した図面約40枚ずつを、写真や新規作成の模型とともに展示します。紹介される作品は、初期の小住宅(森博士の家、斉藤助教授の家、私の家)、九州工業大学講堂・事務棟、埼玉農林会館、小原流家元会館・豊雲記念館・盛花記念館・九重坂の家、乃村工芸東京社屋、伊豆三津シーパラダイス、軽井沢プリンスホテル、崖の家、続私の家、倅の家などです。あわせて、会場でのギャラリー・トークも前後期それぞれ2回ずつ行われる予定。
   (藤岡洋保)

■会場:松下電工汐留ミュージアム
■会期:2005年7月23日(土)〜9月25日(日)
●会場:日本建築学会 建築博物館ギャラリー
●会期:2005年7月23日(土)〜8月24日(水)
詳細は、上記サイト参照のこと。
会場が2カ所に分かれていて、それぞれ会期が異なるので注意を要する。
建築家協会か展覧会運営組織で「私の家」の見学会を企画していると言う話も聞くが、実際どうなっているかは不明。
明日は、「清家清展」と「ガーディアン・ガーデン」に行ってみようかと思っている。

江戸・東京のまちづくり歴史研究会

■午後から、郵政のOBが立ち上げている「江戸・東京のまちづくり歴史研究会」に初めて参加。「江戸の水系、上水、下水の歴史」と言うもので大変勉強になった。東京が次から次と水路や河川を埋めてしまったことは、取り返しの付かない失敗だと言うことは・・・。
■「研究会」が終わったあと急いで外苑前に移動。AIDECのパーティー会場の片隅で、N会館の小規模な改修について打ち合わせ。AIDECは以前チョット不愉快な目にあったので、しばらく来ていなかったが調度新作発表兼暑気払いパーティーといった感じだった。
■その後、JIAの部会に参加。出版の話の調整が主な議題だったが、出版と言うのはいろいろわずらわしい問題が多い。完全なボランティアで行っていることだが、どれだけ意味のあることか、時々フト疑問に思うこともある。まあ、この手の組織はそれで良いのだろうし、それでなければならない。ボランティアで、なんとなくなにやってんのかよく分からないのが良い・・・!
【KJC】研究会や移動の途中で学校といろいろ調整。学生諸君にとって良い方向に!
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