OSMO/COLOR

udf2004-12-12

ローコスト住宅にはいろいろな手法があると思うが(手法と言うのも変な感じがするが)、クライアント+設計者が自ら労働力となる手法はきわめて一般的。
今回もその方法を取り入れているが、その一つが塗装の自主施工。オーナー部分の床と壁の塗装は全てクライアント(+設計者)の施工。
今日は、クライアント(30代女性)が梁のサンダー掛け、設計者が床の一部に使用する「OSMO」(http://www.nihon-osmo.co.jp/)の下塗りを行った。
床はcafe部分と外部のデッキが杉の足場板、その他はラワン合板12mm。塗装は内部は「ターナー色彩」の水性の「ウッドステイン」で、壁・床とも白。杉の板はOSMOカラーの「デッキオイル」、色は「005パインオイル」とした。とは言え、杉板がかなり赤身なので、実際の色は変わってくる可能性があるが。
今日は、デッキ部分に使う板の下塗り材(防虫・防腐・防カビ用)「ウォーターレペレント:WR」を約30㎡分塗るのに約1時間半かかった。
古くなったボディブラシで、塗ると言うよりごしごしとこすり付けていく。仕上げの「デッキオイル」は2,3日置いてから塗ることになりそう。
トップの写真は、杉の足場板を塗装中のもの。
「WR」はOSMOとは言え「有害な成分」を含んでいるとのことなので、やや塗るのに不安はあるが、使用するのはデッキ部分と外部木建の外部側のみとしている。
仕上げ塗りの後、大工さんがデッキを施工する予定。
OSMOはメーカー側で色の調整はしない。見本塗りと塗料の調合比のデータは出してくれるが、実際の調合はそのデータを元に塗装やさんが行うことになるので、見本色の再現が多少面倒なところもある。

地鎮祭

【s-project】午前中、地鎮祭。一般的な神道式の地鎮祭で、今回は基本設計がクライアントで、実施設計に際してもこちらからはまり意見も述べていない上に、監理も基本的にクライアントが行うことになっているので、一般的には設計者が行う「刈初の儀」は省略。もっぱら雨の中カメラマンをつとめる。
神道でも流派によって式次第が若干異なるのかもしれないが、「四方祓」で「修祓散供」と言うのか「切麻散米」とも言うのか、四方で神主が撒く四角く切った白い小さな紙が宙を舞う姿が美しい。
【m-project】s-projectの地鎮祭が終わったあと一度家に戻り、昼食を済ませて車で現場に。今日は高速が空いていたので、1時間半ほどで現場に到着。OSMOの「WR」施工(上記)。帰りは一般道を通って帰宅。
※一人事務所は、土曜日も日曜日も年末年始も無く、ひたすら働き続ける。「何のために」なんて、考えても分からないことは考えずに、ひたすら前に。
■いろいろ検索して、「blog」に行き当たることがある。そしてほとんどの場合「何でこんなものが検索にかかるのだろう」と言う結果になることが多い。勿論、「目から鱗が落ちる」ような、あるいは「良く知っているなあ」と思うblogに遭遇することもあり、捨てがたい魅力もあることは間違いないが。
udf-weblogもそんなblogの一部なのだが、偶然検索にかかったとしても、出来るだけ不愉快な思いをさせないようなものにしたいものだが、難しいし時間がかかることなので、やはり書きたいことを書かざるを得ない。
偶然にもudf-weblogに検索で引っかかってしまった方には申し訳ない次第です!