建築金物:MODRIC-2

udf2004-07-30

写真は南柏の家のMODRIC。大工さんが、良く見かける装飾的なサムラッチハンドルをつけていたものを、何とかお願いしてMODRICに付け替えてもらったもの。
当時はヤマギワニードが扱っていたのではないかと思うが、大工さんに市谷の五番町まで買いに行ってもらった。今は建物が新しくなったが、当時はダウンライトなどのテクニカルスタジオが入った、もっと小さな建物だったように思う。
「サムラッチハンドルとは親指(サム)を使って操作することから、この名前がついています。」:堀商店のHPより(日本の建具金物を考える時、堀商店を抜きには考えられないと思われる。堀商店については別の機会にまとめてみよう)http://www.hori-locks.co.jp/
この時も予算が苦しかったので、レバーハンドル+空錠+プレートはMODRICだが、本締りは美和。現在ではこれに似たデザインの製品が溢れているが、30年近く前は画期的なデザインだったのだと思う。
玄関ドアはヒバ?の縁甲板。防火規制にかからない場合は、極力「木」を使うことにしている。やはり、「木」と言う素材は魅力がある。最近は楢の縁甲板を使うことが多い。
この扉はほとんどメンテナンスをしていないので、経年変化の典型で、灰色に変色している。これが良いと感じる人もいるし、傷みかかっていると思う人もいる。どちらが良いかは、ケースバイケース。