Blue moon

udf2004-12-19

五反田のデザインセンターで行われている、「TOKYO AKARI NET」(http://d.hatena.ne.jp/udf/20041209)のイベント。会場は地下の「GALLERIA」で、231人のilluminatorによる作品展。
「Hearts of illumi. in 2004 Power of Light」 がテーマになっている。
作品が学生や一般の人のものも含まれているせいか、「Power」がチット足りない印象はぬぐえない。残念ながら数があれば良いというものではないと思うのだが。
でも数があるとたしかに見栄えはする。とは言え全体としてはやや「完成度」が低い作品が多いかなあ・・・と。勿論、綺麗で楽しい作品も何点もあったが。
その中でやや性格が変わっているのが、トップの写真の作品。この写真は紹介パネルのものなので、実際に展示されているのとやや見え方は違うが。
(展示状況は次のサイト参照。http://www.tokyo-akarinet.com/blog/
この作品は知人の照明デザイナーのものだが、やはりプロは一味違って「知的処理」がされているように思える。もっともややひねりすぎで、全体の照明の中では存在感で少し弱さがあるが、ただ「綺麗」な照明が多い中で異色の存在だった。デザイナーのメッセージを引用しておく。

私は冬の月が好き。
空気が澄んだ夜の力強い月の光こそ、
明日の活力を創出するPowerを感じる。
私にとっての元気の源、《パワフルで魅力的な光のカタチ》
それが『月』。

今日のDiaryのタイトルになっている、『Blue moon』はこの作品のタイトル。
この作品は板状のもので片側には多分ブルーの板が張ってあるので、点光源が青く見える。LEDの青ではないのではないかと思う(光源は白色LED?)、反対側は白色光になっている。照明が点いていない時は、青と白の面を持った薄い板が吊下げられている状態。
他にもかなり面白いものもあったが、写真が紹介できないのが残念!例えば、(多分)卵の殻に色を塗って10個程度たてに吊り下げた照明があったが、ブルーにライティングされた壁の前にあるその照明を写真で撮るとかなりな写真になる。