松下電工カレンダー:中国:二川幸夫

udf2005-01-05

建築関係のカレンダーはいろいろ出ているが、松下電工二川幸夫氏の写真と構成でシリーズ化されているものは、長い間使わせてもらっていた。
松下電器産業の傘下に松下電工が入ることで、この歴史あるカレンダーも今年が最後になる可能性があるようだ(結局2006年も継続されている。2006年はVIENNA⇒http://www.sumu2.com/shop/calendar/info/arc-type.jsp?sc=top)。
郵政を辞めてから松下電器産業のカレンダーを見る機会もないが、大型の夜景の写真を使ったカレンダーはかなり迫力があったので、それあたりとうまく調整をして、二川幸夫氏の撮る夜景のカレンダーなどが出来ても良いような気がするが・・・。
今年のカレンダーは中国、
1.2月 北京 故宮
3.4月 北京の新開地、
5.6月 香港 九龍、
7.8月 香港 香港島
9.10月 上海 租界、
11.12月 上海 外灘、
何年か前から建築ではなく「都市の肖像」と言うことで、シカゴ?、パリ、べネチアなどを取り上げていたが、個人的にはやはり「建築そのもの」を取り上げていた時の方が、楽しかったような気がする。
「さいたま新都心」の郵政の建物の一部の完成写真は、二川幸夫氏の「GA photographers」に撮ってもらっている。実際の撮影は、「GA photographers」のT氏なのだが、やはり写真の出来上がりは良い。
11月02日http://d.hatena.ne.jp/udf/20041102(黒い「石垣」の入っている写真) 10月31日http://d.hatena.ne.jp/udf/20041031 (夜景外観・吹き抜け)10月29日http://d.hatena.ne.jp/udf/20041029(夜景・航空写真)。他は「フェイマ」の佐藤氏によるもの。
しかし、二川氏・門馬氏・川澄氏などの世代の建築写真家は代替わりと言ったところだろうか。
2,3年前にビッグサイトで行われた「リビングショー」か何かで、松下電工のコーナーでこのカレンダーの過去の作品をすべて展示したことがあったが、バラガンやライト、ガウディなど良いものが沢山あったように記憶している。そんな時代も一区切りと言ったところだろうか。
建築のカレンダーは画家のものなどと違って、それ自体として売りに出されるものは余りないので、企業に頑張ってもらうしかないのだが・・・。