鎌倉近代美術館・JeanProuve展

udf2005-01-06

鎌倉鶴岡八幡宮の建物改修の屋根葺き材(銅板)寄進と、竹細工店「やまご」*1 に今年の干支の熊手を買いに行き、近代美術館*2に寄ってきた。
JeanProuve展http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2004/prouve041008b/ は、今月の16日までなので初詣をかねて見るのも悪くないかもしれない。
JeanProuveの家具の復刻版が売られていることを不勉強(不勉強がやたらと多くなってきている・・・)にして知らなかった。それがvitra社から出されていて、hhstyle.comから発売されているとは・・・。
JeanProuveについては次のサイトが詳しいのではないかと思う→http://media.excite.co.jp/ism/061/
システム化された建築には面白いものがいくつかあった。新しく作られたと思う模型も材質感など良く出来ていて参考になる。
家具は薄い鉄板を曲げ加工してフレームを作っているものが多かったが、全体的にやや見つけ面積が大きく重い感じがする*3
建築の一部としてシステム化された間仕切りも「今使える」と思えるようなものがいくつもあった。特にアルミ(多分)の小波板のスクリーンは良かった。

※小学生低学年と思われる子供を連れた若い夫婦が居て、その子供が走り回ったりモニターを玩具代わりにしたり大声を出したりと賑やかだったので、余りゆっくりした気分で見てまわることが出来なかったのはチョッと残念。小さな子供を美術館に連れてくるのはやや無理があるような気がするが・・・。

トップの写真は池に基礎を置いた列柱。いつ見ても良く出来ていると思うが、基礎の石が少し大きいか・・・?それにしても鉄部の錆がかなり気にかかる。保存の問題がくすぶっていて、劣化が進むことは「解体」に繋がるのではないかなどと勘ぐってしまうが、どうなっているのだろうか。

※「解体」と言えば、以前「M地所」が「コンドルの建物を解体していつの間にか捨ててしまったらしい、」と書いたことがあるが、今日来た建築学会の機関誌「建築雑誌」を見ていたら、「旧三菱一号館復元計画」シンポジュウムの案内が載っていた。
「捨ててしまった」と言うのが事実に反しているとしたら、「お詫びと訂正」をしなければならない。ここで言う、「旧三菱一号館復元計画」とは一体どのようなものなのだろう?

*1:http://www.kcn-net.org/kamakura/komati/yamago.html 昨年建物を改築してなかなか洒落たお店になっている。前述のサイトの写真は改築前のもののようだ。

*2:鎌倉の近代美術館については、2004年11月04日のdiary参照 http://d.hatena.ne.jp/udf/20041104

*3:実際は出来るだけ軽く設計しているのだろうが、展覧会場では持ち上げるわけには行かない。hhstyle.comに実物が置いてあれば手にとって見たい。