ヨーロッパ・アジア・パシフィック建築の潮流2004-2005 シンポジュウム

今月の初めに書いたが(http://d.hatena.ne.jp/udf/20050409)、今日聞きにいって来た。最初の挨拶は、槇文彦氏でモダンデザインのことを、丹下・ジョンソンの二人を例に出して話をされていた。新建築の5月号で丹下健三追悼記事を書かれているとのことなので詳しくはそちらを。
やはり、丹下健三の代表作は香川県庁舎や都庁ではなく、モダニストとしての代々木体育館であり、目白のカテドラルなのだろう・・・。
シンポジュウムは10時30分から19時までと言う長丁場で、フリッツハンセンの「セブンチェアー」(念のため⇒http://shopping.yamagiwa.co.jp/furniture/fritzhansen/chair/4823107-W.html)に8時間近く座って、同時通訳の話を聞き続けるのは、老体にはこたえる。
3つのセッションに分かれて、それぞれを竹山聖氏、塚本由晴氏、古谷誠章氏がモデレーター。海外からのゲストパネラーがプレゼンテーションを行った。
モデレーターの中にはしゃべりすぎる人もいて、ややギクシャク。学生さんが7割ぐらいを占めていたと思うが、あちこちで同時通訳器が床に落ちる音がしていた(眠っている!)。確かにディスカッションは分かりにくかったが、プレゼンテーションは面白かった。特に「デコイ・アーキテクツ」のMark Goulthorpe氏のパソコンを使ったプレゼンテーションは、とうとうここまで来たかといった感があった。
会場で偶然に会った郵政の建築家と、彼は建築家か?エンジニアか?と思わず話し合ってしまったほど。http://www.architecture-trend-press.net/Exhibition/Architects_j.html
特別講演は原広司氏。前回のアートフロントギャラリーの講演会は体調不良とかで話を聞けなかったが、今日は面白い話を聞くことが出来た。最後の総括の挨拶は伊東豊雄氏という豪華メンバーのシンポジュウムだった。最も一番期待していたドミニクペロー氏は欠席で基調講演無しのシンポジュームでもあったわけだが。