佐藤雅彦研究室展

udf2005-07-23

「銀座グラフィックギャラリー(ggg)」での展覧会http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/gnext/gnext.html。「・・・研究室展」と言う名前の展覧会にはあまりお目にかかったことがない。
佐藤雅彦http://www.masahicom.com/の経歴に、竹中平蔵氏との経済書の共著があるのを見て、思わず「拒否反応」。もともと「団塊の世代」は一般的に(全てがそうと言うわけではない:ごく一部かもしれない)、「近代経済学(近経)」は「どうすれば金儲けが出来るか」を、「マルクス経済学マル経)」は「何故金持ちと貧乏人がいるのか」を学ぶ学問だと理解してきた。大学で言えば、慶応は「近経」の牙城、「マル経」の拠点は法政・・・(本当かどうかは知らないが)。古典的な話はこれぐらいにして(とは言っても、基本的な構造は現在も50年前も余り変わらないと思われるが・・・)。
まあそれは関係ないが、「電通」にいたと聞いてまたもや「拒否反応」。何故かは言わずもがな!でもまあ、余り先入観に左右されるのは良くないので、まずは見てみるに限る。
送られてきたDMは何とも良くわからない。多分「研究室」で行われている表現の研究と関係あるデザインなのだろうが。文字を分解して最後はモールス信号のような記号にして表現しようとしているのだろうか?
映像表現も色々行っているようだ。アートにおける「ビデオアート」と言う分野も、これまた良く分からないものが多い。そしてそれをあたかも極上の表現であるかのごとく解説する、ビデオアート評論家が存在する。「前衛(化石?)」とはいつの時代でもそのようなものである可能性があるわけなので、「今」どうこう言うのも的外れかもしれない。
DMにある解説を引用しておく。

佐藤雅彦研究室は1999年4月から慶應義塾大学において、「表現方法」と「教育方法」をテーマに研究活動を行っています。研究手法として、数理的概念を基にした表現開発やワークショップを用いた教育方法が特徴です。この展覧会は、数理的概念を視覚的に表現する過程で制作された造形物や映像、その結果として現れる作品、その他主要なプロジェクトを紹介し、研究の活動を展望するものです。

■会期:2005年8月4日〜8月29日 後援・慶応義塾大学
アートに直接関係なさそうなことを余りごたごた言うべきではないかもしれない・・・。純粋にアートを楽しむ、これに限る。