東京女子大学レーモンド建築

鎌倉の近代美術館でレーモンドの展覧会が開催される一方で、レーモンドの建築が解体されている。レーモンドの建築はいくつか残っているが、何といっても、まとまって残っており全体の雰囲気も含めて貴重な建築財産だと思われるのは、東京女子大のキャンパスと言うことになるだろう。数年前、日大の大川三雄先生の案内で見学会を行ったが(JIA主催)、そのときまだ健在だった「学生寮」が取り壊された。
今回のレーモンドの建物の解体に絡んで、東京女子大の理事会に金融機関が入り込んでいることの問題を指摘する専門家もいる。「文化」も金次第と言う、なんとも哀しい状況が相変わらず続いている。
東京女子大学レーモンド建築 東寮・体育館を活かす会」の活動に期待しています。