太平の世をデザインした男

udf2008-01-06


今日の新日曜美術館は「太平の世をデザインした男〜小堀遠州 美の革新〜」と言うことで、小堀遠州の特集。最初に城郭建築から入ったのはチョッと意外だったが、岡山の松山城と言うちょっと小ぶりの山城http://local.goo.ne.jp/leisure/spotID_TO-33000625/
次は庭について、庭は建築よりもはっきりと遠州作と分かっているものがいくつかあるが、もっとも有名なのは高梁にある頼久寺の庭園http://www1.ocn.ne.jp/~tentyu/sub8.htmで、皐月の大刈り込みが印象的。もう一つ紹介されたのは南禅寺金地院の庭、これは遠州の作庭として世に知られているが、遠州らしさは余り感じられない(まあ、こちらの問題だが)。
次に茶室が紹介されたが、弧篷庵忘筌遠州の根拠地であり、利休とはまったく違った表現の茶室と言うことで、誰しもが「遠州=弧篷庵忘筌」と言うことを考えるだろうし、まさに代表的な遠州の茶室だと思う。次が金地院八窓席、これも遠州の作として「公認」されたもので、明るくて気分よくお茶をいただけそうな茶室だ)。意外だったのは、三渓園聴秋閣http://www.sankeien.or.jp/kokenchiku/choushuukaku.htmlが、遠州の作ではないかと言う林原美術館館長熊倉功夫http://www.hayashibara-museumofart.jp/hajime/index2.htmlの話だ。
肝心のお茶については時間切れといった感じで、こちらは松屋銀座で開催中の「小堀遠州http://d.hatena.ne.jp/udf/20071202」を見るしかない。
短い時間だったが楽しめる番組だった。


詳細⇒http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-476.html


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