KAZARI

udf2008-06-09


サブタイトルは「日本美の情熱」、その説明として「華麗、奇抜、斬新、世界が驚嘆する、かざりの世界。」となっている。もう少し言うと「古来より日本人は、日常生活から祭礼や神仏信仰、戦いの場にいたるまで、身に付ける物や身のまわりの品々などを、奇抜な独創力と旺盛なエネルギーをもって華麗に「かざり」たててきました。」と言うことで、基本的に装飾についての展覧会。今回の展覧会は「装飾」と言っても、奇抜さ、独創性、エネルギーといくつかキーワードがあって、単なる装飾とは少し違うかもしれない。
「日本の美」と言うと一時期、「侘び寂び」しか無いかのごとき風潮があったようだが、最近は日本人の「装飾好き」に少しは関心が持たれているようで、ある意味健全な路線にもどったのかもしれない。言うまでも無く、安土桃山や元禄の豊かな装飾を見れば、本来日本人が持っている「飾る」ことへの「情熱」がもう少し評価されても良いように思うのだが・・・。
■会期:2008年5月24日〜7月13日
■会場:サントリー美術館http://www.suntory.co.jp/sma/
■時間:〔日・月・祝日〕10:00〜18:00 〔水〜土〕10:00〜20:00
※いずれも最終入館は閉館30分前まで
■休館日:火曜日
■入館料:一般1300円