沼津周辺建築ツアー

■一昨日の日曜日、沼津御用邸記念公園で行われている、鈴木丘氏の彫刻展を見た後、鈴木丘氏の地元である沼津周辺の建築を、鈴木氏の車と我がワーゲンゴルフの2台で見て回った。
まず、「新建築」2008年10月号http://www.japan-architect.co.jp/japanese/2maga/sk/magazine/sk2008/sk10/w_frame.html の表紙にもなっている、渡辺明設計事務所http://www2.tky.3web.ne.jp/~awaas/の手になる「千本松 沼津倶楽部」。
■次に向かったのは、村野藤吾氏の傑作和風旅館「三養荘」http://www.princehotels.co.jp/sanyo-so/韮山に向かう途中の長岡温泉にある。現代数奇屋の粋を表現すべく作られたものと言えるのではないかと思う。「三養荘」については、「村野藤吾のデザイン・エッセンス」http://www.ksknet.co.jp/book/search_detail.asp?bc=92001301シリーズなどを参照されたい。
■最後に向かったのは、韮山の「江川邸http://www.egawatei.com/
この江川邸の門はNHKの「篤姫」の撮影にも使われたそうで、「篤姫」の実家の屋敷門として使用されているので、見たことのある人も多いのではないかと思う。この江川家の建物の中で、特に目を引いたのは、茅葺の置屋根を持った「蔵」だった。黒く塗られた下見板張りの腰と白い漆喰の対比が見事だし、正面の壁に設けられた下見板張りの壁と、桁側から回り込んでいる漆喰との微妙なバランスも、きわめて現代的な処理の仕方ではないかと思う、実に綺麗だ。正面に架かる土庇の屋根材である、石の瓦もめったに見られない素地ではないかと思う。



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