[脱原発+再生可能エネルギー]

カテゴリーを[原子力発電所]から[脱原発再生可能エネルギー]に変更し、原子力発電に代わる再生可能エネルギーについても、建築の視点を中心に取り上げていくことにする。エネルギー全般について、あるいは生活スタイルについて、ともに建築にとっては重要な部分なので、勉強もかねて載せて行きたい。
今日は、「建築知識」の最新号(10月号)の特集「これからは再生可能エネルギーだ!省エネ・節電時代の[エコ設備]」について。特集の内容は、見出しのとおりなので特に説明は要しないと思うが、「資源貧国・日本。建築利用の提言」、まあ、建築を媒介にして「資源」を活用しようと言うことになる。「資源」にはいろいろあるが、中心は資源としての太陽(太陽電池の基礎知識と実務、給湯)、風力、地熱、水力、バイオマスなど、また、省エネ設備、日照調整などなど。建築を生業とするものにとっては、なかなか勉強になるが、浅く広くと言った感じかもしれない。再生可能エネルギーということで、天然ガスなどが取り上げられていないのは少々気になる。エコキューとはあるがエネファームは無い、と言うあたりはどうも納得できない気もする。「ガス」設備については、コジェネレーションセミナーを東京ガスと共催で開催する予定なので、詳細が決まればblogでも紹介したいと思っている。まあ、今月の「建築知識」はいずれにしてもとりあえず目をとおしておいても良い資料ではないかと思う。
文部科学省福島原発で放出された放射性物質の拡散状況を航空機モニタリング調査として公表しているが、6日に東京都と神奈川県の放射性セシウムの分布マップを発表し、これで関東と福島、宮城、山形を含め十都県の結果が発表された。文科省では青森県から岐阜県までの地域の実施を予定していると言うことで、年内には残る12県についても発表の予定だそうだ。原発推進官庁である文科省の調査なのでどの程度信頼できるのかわからないが、一般的に言われている汚染地域と符合しているようなので、かなり信頼性はあるのではないかと思うが・・・。それにしても東京の奥多摩の汚染が高い値になっているのは気になる。東京の水源でもあるし、建築的には奥多摩の森林資源の活用にとって、かなりマイナスとなる結果なのではないだろうか。