[design]野田凪 展 NAGI NODA

udf2011-10-19


新橋に近い銀座のG8での展覧会。野田凪氏は34歳で亡くなっているがホームページはまだ生きているhttp://www.naginoda.com/。人生の終わりが早すぎるのは誰にせよ哀しい。G8のホームページと、チラシに載っている、サン・アドの安藤隆氏の文章が良いので引用しておく。

野田 凪だったらどうするだろう
彼女が亡くなったのは、2008年9月7日だった。その日は日曜だった。日曜と聞いたとき、なぜか彼女の死をとても孤独に感じ黙ったことを覚えている。あれからもう3年がたつ。
アーチスト気質の野田 凪が、会社の仕事として広告をやることになったとき、広告ができるかなあと、わたしを含め、まわりの人間は疑った。広告はアートじゃないからさあなどと、したり顔して言った。ところが凡庸な想像力を笑うように、彼女はできた。広告がうまかった。アートと広告を摺り合わせるという苦労も見せず、何かを取引みたいに譲歩してという痕跡もなく、やすやすと広告表現にすることができた。天才たちは、困難な問題の、最大の難関どころを、ポンと、またはパッと、という仕方で乗り越えるのだという。長嶋茂雄も、アインシュタインも。野田 凪もそのような秘密のやり方を使ったのだろうか。
天空の野田 凪の展覧会をやります。大震災のあと、鏡はくるりと裏返ってしまった。わたしたちに映っているのはなんの景色だろう。野田 凪だったらどうしただろうと思う。それを彼女に聞いてみるための展覧会です。
サン・アド 安藤 隆)(udf注:改行位置は原文と異なっている)

■会場:クリエーションギャラリーG8 http://rcc.recruit.co.jp/g8/
■会期: 2011 年10月18 日(火)−11月18 日(金)
■時間:11:00〜19:00(日曜・祝日休館)
■入場無料