[脱原発+再生可能エネルギー]「X年度」+Unter Kontrolle

東京新聞で連載されている「レベル7」の第四部『「X年」の廃炉』第3回で、『「X年度」。東京都市大学(旧武蔵工大)原子力研究所が文部科学省に提出した研究用原子炉「武蔵工大炉」(熱出力百キロワット)の廃炉計画書には、原子炉の解体時期がこう書かれている。』国に出す書類に「X年」、つまり「いつだかわかりません」という記述があること自体、一般的にはありえない話だ。役人を29年間やっていたが、期日がわからない「計画書」や「企画書」というものを見たことがない。
東京新聞にはこう続いている、『行政文書としては、異例の表記。所長の丹沢富雄(65)は「解体しても、放射性廃棄物を持っていく場所がない。ほかに書きようがなかった」と釈明する。』この文書を文科省が認めたということは、文科省も所管する原子炉の「終わり」に責任を持たないということが明白に現れている。
Unter Kontrollehttp://www.imageforum.co.jp/control/は、2022年の原発撤退に向けて準備を進めるドイツの廃炉に関するドキュメンタリー、といった感じの映画ということになるのだろうと思う。曰く、「しかし、莫大な費用と危険な作業を伴い大量の放射性廃棄物を出す「廃炉」は、言うほど簡単ではない。本作はそんな状況の中、中立かつ冷静な目で、ドイツの原発の今を見つめたドキュメンタリー。・・・」
■上映場所:渋谷[シアター]イメージフォーラムhttp://www.imageforum.co.jp/theatre/
■上映日:2011年11月12日〜
■入場料:一般1800円、学生1500円、特別前売鑑賞券1500円