GA

udf2004-09-26

GA(Glass & Architecture)は、旭硝子が発行する企業誌。企業の軽量化に伴い昨年から休刊中(http://www.asahiglassplaza.net/kenchiku/ga/index.htm)。
ガラスメーカーの情報誌と言えば、日本板硝子のSPACE MODULATOR(http://www.nsg.co.jp/spm/)と言うことになると思うが、SPACE MODULATORも以前は必ず目を通していたが、最近はほとんど目にすることも無くなった。
「SM」が「新建築」なら「GA」は昔の「建築」か「建築文化」と言ったところか。「建築ジャーナリズムの地平」などという特集を組むようなところが、変わっていると言えば変わっているが、基本的には建築とガラスの関係を真っ当に解説している。まあ、チョッと硬めではあるが存在感のある企業誌だった。
もう一つの大手ガラスメーカーのセントラル硝子については、他の2社のような企業宣伝誌を持っているのか知らない。ガラスの検討をするときも、旭硝子日本板硝子に検討を依頼することが多かったこともあるのかもしれない。
バブルがはじけて多くの企業誌が廃刊に追い込まれているのが現実のようだ。固めの「コラム:新日鉄」から、やわらかめのトステムの情報誌まで、ほとんど無くなったようだ。
企業の情報誌はどのような役目を持っているのか?今後はどうなっていくのだろうか?
写真は、「GA」の実質的な最終号の2003年春号。表紙は下村純一氏によるマッキントッシュグラスゴー美術学校。最後の特集は「サスティナブル・アーキテクチャーの射程」。