立教大学・旧江戸川乱歩邸土蔵

udf2004-11-21

日本建築家協会の見学会。この2,3年「関東甲信越支部教育委員会(現・建築交流部会)」で見学会の担当をしている。カルチャー教室との共同なので、建築家にも一般の人(ほとんどが、文化に興味を持つ御婦人)にも興味を持ってもらえる建築を選んできた。
見学先は下記のような建築となっている。講師には、日本大学の大川三雄助教授と文化女子大の内田青蔵教授にお願いしている。
今年度はJIA内部で組織的な改編があり、教育委員会から建築交流部会になったため、バタバタして1回だけの開催になってしまった。
■日本建築家協会関東甲信越支部教育委員会 2002年度 建築見学会

時を経て輝きつづける 建築の記憶 
〜東京の名建築を建築史家と訪ねる〜  
part1  昭和モダン住宅+1
光風亭(旧馬場別邸:吉田鉄郎設計)+蒼梧記念館:大川先生
part2 昭和の教会+1
聖路加国際病院チャペル・築地カトリック教会+明石小学校(+「茶の実倶楽部」):内田先生
part3 コンドルの洋館邸宅
清泉女子大本館(旧島津公爵邸)・開東閣(旧岩崎家高輪別邸洋館):内田先生

■日本建築家協会関東甲信越支部教育委員会 2003年度 建築見学会

part1 丸の内界隈 日本工業倶楽部を中心として・東京中央郵便局・丸ビル(外部のみ)・銀行協会(外部のみ)・三信ビル:大川先生
part2 旧小笠原邸(希望者はランチを)2階・地下のワインセラーなども見学:内田先生
part3 和敬塾(改修後)内田先生
part4 明治学院大学:大川先生

■日本建築家協会関東甲信越支部建築交流部会 2004年度 建築見学会

part1 立教大学+幻影城http://www.rikkyo.ne.jp/~koho/ranpo/about/about_01.html*1 :大川先生

見学先を見て分かるとおり、近代建築とりわけ「お屋敷」に重点を置いて企画しているが、企画を実現させるまでにかなりの時間と労力を要する。特に公開されていない建築は見学を実現させるのがかなり難しい。様々な協力者があって初めて実現することが出来る。
見学者には二人の講師陣は大変人気があり、今回の見学会が日曜日であったにもかかわらず、参加者は予想以上だった。
トップの写真は、今日の講師をお願いした、日本大学の大川助教授。バックはチャペルの祭壇。
今回の見学は、立教大学の施設課に大変お世話になった。他に都の都市整備局にも御尽力いただいた。好天と大川先生の魅力的な説明で今回も見学会を無事終えることが出来た。ホッ!

*1:「観」から、土蔵内部の動画を見ることが出来る