ベルトラップ

【m-project】設備の計画で大きなミスを犯した。とにかくローコストにするためにいろいろな手段を使ったが、洗面器として「実験用流し」を採用したことが大失敗だった。
本体価格が23000円程度で形も大きさもぴったりで、洗面カウンターも小さく出来るのでそれに決定した。
心配としては「ヘアーキャッチャー」が取り付けられないことだったが、大型の「クラゲ」(金網)を付ければよいだろうと言うことにしていた。
普通は洗面器+トラップの値段になるが、この実験用流しにはトラップは本体に仕組まれていて、本体の値段だけなので安い感じがした。大きさと値段ばかり見ていて、断面がややヘンかな、トラップがボトルっぽいのかなと思っていただけだった。
昨日現場に行って愕然とした。いつもは必ず実物を見て決めているのだが、これはショールームにもないし、桜新町のテクニカルセンター(TOTO)にもないということだったので、現場で初めて実物を見ることとなった。
トラップは「ワントラップ」だったのだが、カタログには「ベルトラップ」となっていた。「ベルトラップ」と言う言葉は不勉強にして聞いたことがなかった。「ワントラップ」は通常使っているが、別名が「ベルトラップ」だったわけだ。どうも設備の常識の一部のようだが・・・!!!これでは洗面器としては使えない。
さらにカタログの注意書きを見落としていて、「混合水栓は組み合わせないで下さい」と言うことだった。すなわち、お湯を使うと割れると言うわけだ。最悪である。すでに5台とも現場に入っていて、1台は取り付けるために梱包が解かれていた。
とにかく設計者の失敗であるから責任はとらねばならない。それにしてもセットした後でなくて「不幸中の幸い」だった。まあ、こんなこともあるか、次から気をつけよう!!!
早速、ネットで勉強することとなったが、ネットの情報はなんとも便利で、紙の資料は随分減った、はずだが部屋中に資料が散らばっていて、椅子から通路に出るまでに資料につまずいてひっくり返りそうになる。
排水の説明サイトの一つ⇒http://homepage1.nifty.com/shincoo/m041haisui-eisei.html ただし、今流行の「ボトルトラップ」の説明はなし。
【s-project】外壁のスパンドレルスタイルのガルバリゥムの見積りが出てきたがえらく高い(9000円/㎡)。MUJIの「木の家」は全てこの仕上げだが、これではフッコーのライムストーンでも使える、まあ全然ものが違うわけだが。
キャットストリートのY字路に、表側はスパンドレルで裏側が安い角波の外壁の建物があって、クライアントに説明する時にそれを見てもらうことにしているが、たしかに裏表変えたくなるのは分からないでもない。
コストの資料をもっと集めないとまずい。
今日は残りの時間で図面修正。
※なんとも勉強不足を痛感する1日だった。
仮置きメモhttp://www.rocket-jp.com/