七つの顔のアサバ展

udf2004-12-30

銀座・グラフィック・ギャラリー(ggg  http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/)での展覧会。
DMから、浅葉克己氏本人の案内を引用しておく。

ギンザ・グラフィック・ギャラリーの展覧会は、15年ぶりだ。浅葉克己の新作展と題して、東巴文字、西夏文字、ロロ文字の新作を発表した。今回は地球文字探検家を中核にして、荘子の傑作「渾沌」の七つの穴を探す新作を発表。中沢新一さんが浅葉克己論、「チャームの化身」を書き上げてくれた。アートディレクター・グラフィックデザイナーは、沢山の宇宙、沢山の顔を持たなければ生きて行けない。肉体と精神の表現を限界まで展示してみたい。見に来てくださいね。    浅葉克己

●会期: 2005年1月11日(火)−1月31日(月)
11am−7pm (土曜日は6pmまで)  日曜・祝日は休館
●会場: ギンザ・グラフィック・ギャラリー 入場無料
中央区銀座7−7−2 DNP銀座ビル
浅葉克己と言う人はグラフィックデザイナーかと思っていたが、アートディレクターとなっている。そもそも、アートディレクターと言うのはどのような存在なのだろう。
JOB Forumと言うサイトの「業種・職種カタログ」から引用すると以下のようになる。

■どんな仕事?
グラフィック広告のビジュアルに関して、企画から携わり、総指揮をとる仕事です。カメラマンやモデル、ヘアメイクアーティストなどの選定や進行管理などを行う上、コピーの文字の大きさや写真の選別、イラストのイメージングといった、グラフィック上の視覚的要素すべての決定を行います。
■必要な知識とスキル
アートディレクターになるためには、まず広告代理店や広告制作会社にグラフィックデザイナーとして勤務することが先決です。デザイナーとしてある程度実績を積んだ後、その間の仕事ぶりや作品を通して抜擢されるケースが多いからです。当然の事ながら、デザイン全般の基礎知識はしっかり身に付いている必要がありますし、どれだけキャリアを積んでも新鮮で鋭い感性は持ち続けられなければいけません。

と言うことは、浅葉克己氏のことをグラフィックデザイナーと思っていたことに大きな間違いはないようだが・・・。一つのグラフィックデザインも一人の手によるものではなく、チームによって作られると言うことで、それは建築などとも同じような道をたどっているのだろう。
「どれだけキャリアを積んでも新鮮で鋭い感性は持ち続けられなければいけません。」と言うあたりは、建築を含むデザイン全般に共通だろう。悪しき「経験主義者」に陥らないこと。blogなどで新しい風を常に感じていることは、デザイナーとして重要なこと。
もちろんベーシックな知識を充実させておくことは言うまでもないし、良い経験を重ねていくことも同じように大切。
今回の展覧会と、浅葉克己氏についてのプロフィールは、gggの前述のHPに詳しい。
下の書籍は、gggが出している「世界のグラフィックデザインシリーズ」で手頃でコンパクトな作品集。


カタカナ職業の解説はJOB Forumと言うサイト(http://st.u2b.co.jp/forum04/catalog/B10_05.html)を参考にした(面白い)。