磁石付ドリル

udf2005-01-23

午前中から、【m-project】のクライアント(アイアンワークのデザイナー)をピックアップして、沼津の鉄工所へ。東名高速他道路はガラガラで三軒茶屋から1時間半ほどで到着。
工業団地の一角に家族で経営している鉄工所があり、そこの作業場である程度組み立てられた鉄骨階段を見ながらの打合(製品検査というイメージではない)。
図面はこちらで下書きしたものを、クライアントが手直しして直接発注している。部分的な直営工事はかなり不安が伴う。特に鉄骨階段のような建築との取り合いが難しいものはなおさら・・・。
寸法的にはかなり逃げを取ってあるが、それが必ずしも良い結果を生むとは限らないところが怖いところ。
ベンダーなど設備は整っている・・・。そんな中で面白い道具があったので写真を撮ってきた。まあ、一般的に使われる道具なのかもしれないが、ドリルにかなり大きな磁石が付いていて、鉄骨に磁石で留めて使うらしい。
今回も建築本体との取り合いの関係で、H型鋼のウエッブに現場でどうしても穴を開ける必要があるが、このドリルで施工可能とのこと。
溶融亜鉛メッキなので出来るだけ現場加工は避けたいが、現場あわせの方がより確実なので、性能の良いタッチアップ剤でカバーすることとした。
どのような場合でも、工場に行って直にいろいろな加工方法を見ることは大変勉強になる。
写真の左側の下の方に付いている、錆びた鉄の塊みたいなものが磁石で、右側のシルバーのハンドルが付いている部分がドリル本体。非常に重たそう!