観梅の茶会

udf2005-02-20

知人の庭の梅を見ながらの茶会。知人はお茶をやらないため、友人と二人でお茶をたてる役をおおせつかっていたが、いつも友人がお点前を行い、こちらは陰点を分担していたが、今回は友人のドタキャンで急にこちらにお鉢が回ってきた。
炉も風炉も無いので、一番簡略化された形の「茶盆点」で行っている。簡略化されているとは言え、急な出番なので「遠州流茶道宝典」の「茶盆点」の部分をコピーして、電車の中でイメージトレーニングをして何とか切り抜けた。

遠州流茶道宝典

遠州流茶道宝典


遠州流茶道宝典」は先代の家元、紅心宗慶宗匠http://www.enshuryu.com/sokei.htmの編集でハードカバーの本2冊から構成されている。「歴史・文化・茶事編」、「点法編」となっているが、遠州流の茶道を理解するうえで大変役に立つ書籍である。
「点法編」は「菓子の食べ方」、「お茶の飲み方(薄茶・濃茶:小間・広間)」その他茶道具の拝見の仕方といった基本から、袱紗・茶巾・柄杓等の扱い方等の点法の基礎、それから薄茶・濃茶のいろいろな点法、そのほか炭点法や濃茶の応用等等。「困った時の宝典頼み」と言ったところ。
知人宅の梅(白梅)はまだ三分咲きで、トップの写真は谷保駅前の紅梅。実に美しく咲いていた。