禅・茶・花

正木美術館開館40周年記念展http://masaki.exh.jp/と言うことで東京美術倶楽部で開催される。正木美術館http://www1.biz.biglobe.ne.jp/~masaki-m/についての知識はまったく持っていない。『ウィキペディア』によれば、大阪にある禅に関連した作品を収集展…

小堀遠州展

かなり先になるが、松屋銀座での小堀遠州の展覧会。サブタイトルは「美の出会い」、「大名茶人・遠州400年」と言うことで、年表によると1608年に遠江守になっているので、それから数えて400年と言うことになる。■会場:松屋銀座8階大催場■会期:2007年12月30…

 武夷岩茶

「世界のお茶専門店」LUPICIA http://www.lupicia.com/の「ルピシアだより2007年11月号」が結構面白い。特集が「武夷岩茶」と言うことだが、内容はサブタイトルの「プラントハンターとお茶の国」。「お茶の国」とは勿論中国と言うことだが、その中国からお茶…

 茶の湯の美

白金にある畠山記念館http://www.ebara.co.jp/socialactivity/hatakeyama/での、茶道具の展覧会。サブタイトルが「利休から宗旦へ」http://www.ebara.co.jp/socialactivity/hatakeyama/display/2007/autumn.htmlと言うもので、「侘び」の茶道具と言うことにな…

 夏の大茶会 2007

このところ毎年恒例になった、新宿のOZONEでのイベントで今年のテーマは「お茶とデザイン」とのことhttp://www.ozone.co.jp/event_seminar/event/detail/339.html。サブテーマは、「世界のお茶を楽しむインテリアとティーウェア」となっている。このイベント…

 LUPICIA

ルピシアだより6月号は、「お茶の風味は水で決まる」というテーマで「お茶」と「水」のかかわりについての特集http://www.lupicia.com/tayori/index.shtml。 (詳細⇒http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-386.html)

 さくら焙じ茶

「梅」が過ぎたら「桃」がチョッと挟まって早速世の中「桜」に傾きつつある。「LUPICIA」については随分前に名称が変わった折、blogでも書いたが( http://d.hatena.ne.jp/udf/20050917 )、この時期店頭に並ぶ「さくら焙じ茶」http://www.lupicia.com/tayor…

組紐

「なにもなにも 小さきものは みなうつくし」〈枕草子〉「SIGNATURE」最新号の特集「京のみやび」に「組紐」が取り上げられている。他に細々したものが五つほど。 みやびな京の趣を、色、形、薫り、風味をとおしていつまでも身近に感じられる小さき京都−。京…

プラチナの茶室「利庵」見聞録

「夏の大茶会」と「プラチナの茶室・利庵」について書くのは3回目になる。6月10日に少し詳しく書いたがhttp://d.hatena.ne.jp/udf/20050610、そこでまだ見ていなかった「利庵」についてコメントしたが、理解に誤りがあったので修正しておく。今日が「夏の大…

夏の大茶会

今年も新宿の「OZONE」で開催される、「夏の大茶会」の季節になった。ここまで来るといよいよ夏本番、といったところ。一月ほど前に書いたが(http://d.hatena.ne.jp/udf/20050610)、明日から開催されるのでもう一度。そこでも書いたが、「LIVING design ht…

京のやきもの ―仁清・乾山・楽代々―

世田谷にある静嘉堂文庫http://www.seikado.or.jp/での、京焼の展覧会。仁清も綺麗だが、「楽」の茶碗もやはり魅力的だと思う。勿論、個人的には「光悦」の茶碗が好きだが。■会期:2005年6月11日(土)〜7月31日(日) 休 館 日 毎週月曜日(7月18日は開館)、7…

「諏訪建築+不二山」ツアー

「光悦と琳派展」「サンリツ服部美術館」での展覧会。6月19日http://d.hatena.ne.jp/udf/20050619に書いた「不二山」を見に諏訪湖まで出かけたが、予想に比べてかなり遠かった。小淵沢から少し行くと諏訪インターで、そこから20号線で15分ぐらい。建物の設計…

不二山

日曜美術館の「アートシーン」で「サンリツ美術館http://www.sunritz-hattori-museum.or.jp/」の案内があり、光悦の白楽茶碗「不二山」が7月10日まで展示されているようだ。折角の機会なので見に行こうと思っている。茶碗のことは時々書いているが(http://d…

「和の器をみる〜茶陶の源流展にちなんで」+「洲濱台」

「MARUNOUCHI CAFE」で開催されている、「MARUNOUCHI SEMINARIO」と言うセミナーで行われた「講演会+お抹茶+季節のお菓子」に出かけてみた。3代目「MARUNOUCHI CAFE」は、「東京国際フォーラム」の向かい側にある「新東京ビル」の、「丸の内仲通り」に面した…

プラチナ茶室「利庵」

夕月夜海すこしある木の間かな 『茶話指月集』 小堀遠州は、茶室へと向かう露地をこのように表現した。俗世を離れ、木立から覗く海の彼方に向かう。・・・ 第7章遠州流「綺麗さび」の宇宙 ヨリ 遠州の茶については何度か書いているが、「綺麗さび」が「プラ…

小日向のすまい・茶会

茗荷谷の駅から4,5分の場所にある。このあたりは小日向の台地に茗荷谷などの坂があり、バブル期の地上げにもあわず、風情のある雰囲気を残している*1。「小日向のすまい」は「アーキテクト・ファイブ」の堀越英嗣氏の設計。http://www.japan-architect.co.jp…

竜光院密庵の水屋

昨日書いた、河原書店刊のシリーズ本「茶道文庫」23巻「水屋」(著者は「佐々木三味」とある)にあった、「竜光院密庵」の水屋。トップの写真はその本の挿絵として掲載されている「密庵」の水屋。国宝の茶室は三席。織田有楽好みと言われる「如庵」http://ww…

観梅の茶会

知人の庭の梅を見ながらの茶会。知人はお茶をやらないため、友人と二人でお茶をたてる役をおおせつかっていたが、いつも友人がお点前を行い、こちらは陰点を分担していたが、今回は友人のドタキャンで急にこちらにお鉢が回ってきた。炉も風炉も無いので、一…

大福茶・一保堂茶舗

お正月の縁起物としての「大福茶」を、「東横のれん街」に買いに行った。「大福茶」自体はどこのお茶屋さんにもあるらしいが、以前いただいた「大福茶」が「一保堂茶舗 http://www.ippodo-tea.co.jp/」のもので、白ベースの茶筒もまずまずだったのでお年賀に…

末富のデザイン展

銀座松屋デザインギャラリーの「食」に関する展覧会。https://www.mica-island.com/interiorandgardening/interior/event/2005/1/0124designgallery1953/main.htm 今回の担当は、最近かなり露出度の高い「深澤直人」氏。DMの案内を引用しておく。 「五感を駆…

小堀遠州-4-3 "綺麗さび"という美−名物裂帖「文龍」

「仕覆」「袱紗」「表装」などに「裂」は使われる。遠州はこの「裂」の有名なスクラップブックを作った。それが「文龍(もんりょう)」と言う名物裂帖となって伝えられている。この実物は、現在の小堀宗実家元のところにあるのだと思う。紅心宗慶宗匠(先代…

小堀遠州-4-2 "綺麗さび"という美−書

小堀遠州の書はとても近代的なというか、「デザイン化された書」と言った感じで魅力的だ。特に隷書的な箱書きなどは、こんな「書」が書けたらと思って、少し練習したことがあったが、所詮付け焼刃では仕方が無い。もともと遠州は藤原定家に心酔していた。そ…

小堀遠州-4-1 "綺麗さび"という美−茶碗

「織理屈、綺麗キツハハ遠江、於姫宗和ニムサシ宗旦」当時の宗匠の茶の特徴を詠んだ狂歌で、「遠州の茶風を、切れ味の鋭さと綺麗さで捉えている」。もともと、遠州のデザインは近代デザインに通じる、シンプルさとシャープさが特徴なのではないかと思う。ト…

小堀遠州-3 茶の湯-茶室

今日は、遠州の茶の湯について少し整理しておく。「茶の湯」は総合芸術といわれるように、茶室・露地(茶庭)・茶道具(茶碗/茶入れ/茶杓/茶釜/仕覆等々)・書・花(茶花)とかなり広範にわたっているので、今日はその中でも手強い「茶室」を少し。芸術新潮…

小堀遠州-1 弧篷庵

お茶の稽古にも行く時間が無い、ただただ忙しい日々が続いているがたまには一服したいもの。建築を生業としている人はすでに承知のことではあるが、遠州について少しまとめておこう。とは言え、遠州流の家元のHPを見れば、かなりスッキリと整理された遠州の…

和楽

「和楽」(http://www.fujisan.co.jp/Product/5834/) 9月号が最近知り合いから送られてきた。書店ではたまに手に取ることもあったが購入したことは無かった。名前の通り「和」を「楽しむ」雑誌と言うことになるのだろう。「和」なら何でもあり的な感じがしな…

茶の湯の現代:spaceTRY

spaceTRYは白金の「プラチナ通り」にある、こじんまりとしたギャラリー。以前、坂茂氏と山本容子氏の紙の茶室展があったときに訪れて以来、時々(と言うほどでもないが)見に行くことがある。近くには「エリカ」などいろいろ楽しいお店もあるので、散歩がて…

o-cube

リビングデザインクラブ<プロフェッショナル>メンバー用の冊子「o-cube」に小堀宗実家元のインタビュー記事が載っていた。来週から始まる「夏の大茶会」に向けた記事だと思うが、何故リビングデザインは「遠州流」なのだろう。遠州の家元は今回に限らず、…

捨庵茶会

拾庵で茶会。石井和紘氏の赤坂の住まい最上階にある、長4畳の茶室。一番の特徴は、胴庫。普段の稽古では、胴庫のお点前は無いので適宜工夫するしかないわけで、通常濃茶の変形で。 建物は、内外コンクリート打放の建物だが、お茶室部分は一部土壁、天井には…

夏の大茶会

LIVINGdesign7月号の付録が「夏の大茶会」のための、お茶に関する冊子。何故か、OZONEは遠州流に「夏の大茶会」を託している。その企画を立てている会社の人が昭和の土曜日のお稽古に来ている。今年も7月に開催されるようだ。1階のロビーでの献茶会には家元…