京のやきもの ―仁清・乾山・楽代々―

世田谷にある静嘉堂文庫http://www.seikado.or.jp/での、京焼の展覧会。仁清も綺麗だが、「楽」の茶碗もやはり魅力的だと思う。勿論、個人的には「光悦」の茶碗が好きだが。
■会期:2005年6月11日(土)〜7月31日(日)
 休 館 日 毎週月曜日(7月18日は開館)、7月19日(火)
 開館時間 午前10時〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
■入 館 料 一般800円 大高生500円 
少し長いが展覧会の案内文を引用しておく。

古来日本の文化的中心であった京都では、桃山時代から多彩な陶磁器が焼かれ、公家や寺院、上層町衆などに供されました。東山諸窯に始まり、仁清・乾山・古清水へと続く京焼は、貴族や豪商、茶人たちの美意識を反映しながら発展してゆきました。また千利休の創意を受けて長次郎が制作した楽茶碗は、現在まで楽家の歴代により陶法が継承されています。本展では静嘉堂の京焼コレクションの中から、重文「色絵吉野山図茶壺」をはじめとする仁清の作品、古清水の優美な意匠の色絵陶、江戸後期から幕末の京都を彩った仁阿弥道八や永楽保全・和全父子などの陶家の茶碗・懐石道具・煎茶器など、京の雅の粋というべきやきものを初公開品も含め紹介します。併せて楽家代々の茶陶も展示します。

「京焼き」にはこれと言ったスタンダードなスタイルがなく、さまざまな個性の焼き物があると聞くが、その一端を垣間見ることの出来る展覧会のようだ。
静嘉堂文庫の場所はチョット不便だが、コンドル設計の岩崎家の廟も見ることが出来るし、建物は桜井小太郎氏の設計、庭園もあるようなのでチョット出かけてみたい。