夏の大茶会

udf2005-07-13

今年も新宿の「OZONE」で開催される、「夏の大茶会」の季節になった。ここまで来るといよいよ夏本番、といったところ。一月ほど前に書いたが(http://d.hatena.ne.jp/udf/20050610)、明日から開催されるのでもう一度。
そこでも書いたが、「LIVING design http://www.ozone.co.jp/WebX?13@@.336f070d」の「茶」の記事がやはり面白い。
この「大茶会」の面白いところは、「茶」に関連していれば洋の東西を問わず取り上げているところ。つまらぬ「セクショナリズム」が無いところがいい。
「愉しき、茶会へ。」という特集のトップページに、「岡倉天心」が愛用したという携帯用の茶道具の写真が載っているが、これがすごく良い。携帯用の道具としては、「茶箱http://www.enshuryu.com/daiyu/1608toriawase.htm*1、とか「旅箪笥http://www.enshuryu.com/daiyu/200507toriawase.htmがあるが、それらの様式化したものとは違った趣が「天心」の茶道具にはある。茶道具を入れるものは、繊細に作られた蓋付きの「魚篭」のような籠。
「茶箱」や「旅箪笥」にはお湯を入れる鉄瓶や銀瓶は入らないが、この「魚篭」のような籠には小さな、銅か真鍮の「瓶≒やかん」を入れることができるようだ。よくできている。
夏の大茶会http://www.ozone.co.jp/WebX?13@253.RK0sa16w3gr.0@.330644bd 」
■会期:7月14日(木)〜19日(火)の6日間 10:30〜19:00
■展示品:プラチナの茶室「利庵」:何と言っても一番の注目!
■貴重な和洋中の茶器とテーブルコーディネーション「器が語るお茶の歴史」
■ライブイベント・セミナー:呈茶、遠州流大人のためのミニ茶道講座 他

*1:一つの箱の中に茶器、茶碗、茶杓茶筅を入れることができ、干菓子器、茶巾入れは引き出しとして組み込まれている。