谷口吉生のミュージアム展

udf2005-05-05

谷口吉生氏の世界巡回展の日本展が「東京オペラシティアートギャラリー」で開催中。

会期:2005.4.8[金]─ 6.26[日]
ニューヨーク近代美術館MoMA)巡回建築展
谷口吉生ミュージアム
昨年リニューアルオープンしたニューヨーク近代美術館の増改築の設計者として注目を集める建築家、谷口吉生の国内初の本格的な個展。ニューヨークで行われた展示に、日本独自のプランを加え、豊富な資料を基に、谷口の手がけた11の美術館を紹介します。
(紹介サイトが良く出来ている⇒http://www.operacity.jp/ag/exh60.html

今日、H氏と開館時間に合わせて待ち合わせをして見学。通路状のギャラリー部分を使っていないので、やや規模が小さい感じがするが、この会場にあわせて巡回展を構成している訳ではないので、仕方が無いと言えば仕方が無い。とは言え、折角の機会だったので空いているスペースを使って「+α」が有っても良かったのではないかとも思うが・・・。
会場に入ったメインのスペースは、勿論「MoMA」のコンペの展示。展示会場のレポートは他にも沢山あるので省略。
驚いたのは、
図面の膨大な量、建設スタイルが日本と違うからなのか、谷口氏はいつもあんなに図面を書くのか?
プレゼン・ボードの作り方。アルミのフレームが回った大きなパネルに、素材が貼り付けて有るが、余計な説明など一切入っていない、素材そのものだけのパネルには、インテリアコーディネーターでプレゼンボードを造りなれているH氏も驚いていた。使われている素材はモノクロームな感じで、色彩は石(ライムストーン???)の緑とモクノ素材の色程度。実にストイック!
MoMAの実施設計が「K・P・F」だったこと。
展示されている美術館のリストは、上記サイトに載っているが、画像の無いのが「資生堂アートハウスhttp://www.jcarb.com/KenchikukaShousai_8709327.html」、「葛西臨海水族館http://www.geocities.jp/naokoishijima/archit6e-01.html 」、「信濃美術館東山魁夷館」、「広島市環境局中工場中央ギャラリーhttp://www.japan-architect.co.jp/japanese/2maga/ja/ja0056/work/05.html」、「2005年万博日本政府館基本計画」、「京都国立博物館百年記念館」。
ネットで少し作品の画像を探してみたが、建築の実像を伝えていないような画像ばかりで、チョットまずい感じなので止めにした。

谷口吉生のミュージアム―ニューヨーク近代美術館(MoMA)巡回建築展

谷口吉生のミュージアム―ニューヨーク近代美術館(MoMA)巡回建築展


谷口吉生展については以前書いている⇒http://d.hatena.ne.jp/udf/20050208
JIA登録建築家⇒http://www.jcarb.com/KenchikukaShousai_8709319.html