ドイツ・デザインラボ PART3
■「サービス空間と住まいのためのデザイン」:内田繁氏の作品が紹介されるだろうと言うことと、「サービス空間」と「住まい」と言うテーマに魅かれて、ヒルサイドプラザに聞きに行った。ドイツ人の二人の女性デザイナーと、内田繁氏、古谷誠章氏がパネラーで司会は柏木博氏。
ヤスミン・マムディー氏はホテル建築を中心にデザインしているデザイナーで、ユニバーサルデザインをホテル建築に取り入れて、ヨーロッパではかなり評価されているらしい。ドバイに建設中の超高層ホテルを紹介していたが、デザイン的には好きになれないものだった。エレベーター以外は作らず、階段もエスカレーターも無し、全てスロープで済ませるといっていたが、勾配を仮に1/12としても、230×12=2760、高さ2mごとに1.5mの踊り場を作るとして、230÷2×1.5=172.5となって合計約2.9kmのスロープとなる。防火区画などを考えるとかなり大変なことだが・・・。
五感を刺激する試みみたいなことも話していたが・・・。曲線を使った建築で、設計時のデータをメーカーに送り、そのデータのまま施工されると言う、先日も同じ場所で他の国の建築家から同じことを聞いたが、共通しているのは「コストの低減」、「工期の短縮」の二つ。人の手が入らないのでそう言うことになるわけだが、本当にそれで良いのですか・・・???
どうも「種」としての人類は、前に走ることしか出来ない動物のようだ。
ビルギット・マーガー氏はヨーロッパ唯一のサービス・デザイン教授だとか。形として見ることのできない「サービス」をデザインする。Service Design Basics ! 4Step と言うテーマで話していたが、なかなか面白い話だった。
内田繁氏は、最近完成した「リラインス」のショールーム+ギャラリー+cafe(higashiya)+オフィス(内田繁氏の事務所)+住宅。これは早めに見に行かないと!le bain⇒http://www.le-bain.com/about/index.html エントランスの右側に見えるのが、目黒川沿いにある「higashiya」の西麻布店。⇒http://www.higashiya.com/ori1_bottom.htm
古谷誠章氏は先日と同じタイの線路上の市場、モンゴルのゲル。それに本人の作品。住宅が多かったが皆良かった。ホスピスも心地良さそうだったが、人生の終わりを待つ場所だと思うと、複雑な気分。
【BWU】今日からフィニッシュモデルの作成に入ったが、すぐに全力疾走とはならない。当たり前だが、まだデザインで迷っている学生が何人もいる。来週ぐらいからエンジンがかかるだろうと思う。
■郵政建築OBの皆さんの絵を見に京橋のギャラリーへ。時間が無くとりあえずご挨拶をして失礼した。途中INAXによって雑誌などを買い込む。
■昨日の「東京人」の部分に、芹沢圭介美術館=石水館の話を追加。
■「美しい椅子」シリーズの5冊目がでて、シリーズが完結。
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■朝日新聞で連載されている、松葉一清氏の「新建築ウォッチング2003-2004」が一冊にまとめられて出版。
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■どうも風邪の具合が良くない!だる!
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