HIBINOKODUE+MIZUTORI

udf2005-07-21

le bain」の「MITATE」で行われている、「ひびのこづえ展http://www.le-bain.com/mitate/gallery.html」に出展されているものの一つに、「はきもの」があるが、これは「和工房みずとり」と言う下駄屋サン(?)が「檜の下駄」として作製しているもの。
昨日に続いての「履物」の話だが、昨日の「草履・ぞうり」に対して、「下駄」の新しいイメージといったところだろうか。
下駄を履いた経験のある人は分かると思うが、コンクリートの舗装の上を下駄で歩くのは結構気を使う。何しろ、普通下駄は「桐」で出来ている場合が多いので、下駄の歯がすぐに磨り減るし、歩き方によっては「歯」が飛んでしまう。
「ひびのこづえ」氏のデザインした檜の下駄はどちらかと言うと、「サンダル」や「雪駄」に近いイメージで、下駄の真髄である(?)「歯」は付いていないのが、現代的な処理の仕方なのだろう。
トップの写真は、「水鳥工業」のチラシで、「パンチングhttp://www.mizutori.co.jp/shohin/hinoki/about.html」の一つ。品揃えについては、「和工房みずとり」のホームページ参照⇒http://www.mizutori.co.jp/index.html
檜を1cm程度の厚さにスライスして、足裏に合うように、かつ踵のゴム下地がバランス良く着くように、曲線加工されている。
「チラシ」の説明を引用しておく。

ひのきがじんわり効いてくる・・・
いたって控えめなフットウエアです。軽くて、馴染んで、あたたかく、履いていることを忘れそうなほどに。でも、ずっと昔から愛用していたみたいに手放せなくなるのは、たぶん私たち日本人に、木肌に親しむ遺伝子が宿っているせい。和工房みずとりが代々受け継いできた”げた”づくりの職人技が生み出した、極上のリラクゼーションウェア。ひのきには抗菌・消臭の効果があり、心地よい肌ざわりを楽しめます。室内ではもちろん、オフィスやちょっとしたお出かけにもどうぞ。

何故か女性の言葉遣いになっているが、製品そのものがやや小ぶりで、女性用のものかなと思わせるところがある。
「高下駄」のカバーのようなものや、「鼻緒」は人工皮革で檜に底ゴム張り。歩きやすそうな履物に見えた。
「ひびのこづえ」氏のホームページ⇒http://haction.co.jp/kodue/home.html「内藤こづえ」の頃に比べると、作風が変わったようにも思えるが・・・?