扇子で感じる日本の涼

udf2005-07-27

Associe」最新号の「日本かぶれ(やまとかぶれ)」は第22回目の連載で、今回は扇子の話。
温暖化傾向の著しい昨今、東京では扇子が一年中手放せない。勿論、年を重ねて、ワンコの舌のように身体全体で汗をかいて、体温調整しないと過ごせないような、体力の衰えもあるのだろうが。兎に角、扇子は必需品であると同時に、消耗品でもある。
それにしても日本の都市部は暑くなった。「日本の夏は蒸し暑い。外国企業の中には、日本勤務に熱帯手当てがつくところもあるそうだ。」本当かなあと思うが、udfの作業場の気温を考えると納得がいく。
ところで、団扇が中国のもので、扇子は日本の発明品だと言うことは知らなかった。てっきり扇子も中国のものかと思っていた。
チョット長いがそのあたりのことを、「Associe」から引用しておく。

折り畳め、持ち運びしやすい「扇」日本で作られた。平安時代に発明された紙扇は中国にも伝わり、やがて世界中で使われるようになったのである。

平安時代:檜扇(ひおうぎ)と呼ばれる最初の扇は、記録用の木簡の一方を綴り合せたもので、平安時代の初期にはすでにあったと思われる。元は宮中男子の持ち物であったが、後に宮中女子にも広がり、扇面は上絵で飾られ、雅やかな装飾品となった。やがて扇面を紙で作る紙扇が発明され、檜扇とともに中国に伝わり、さらに欧州にまで広まった。

トップの写真は、コルビュジェのユニテの立面パターンを使った扇子でなかなかシックで気に入っているもの。下にあるのはともに作られた「扇子袋」。
「Associe」の記事に紹介されていたサイトを紹介しておく⇒
京扇堂http://www.kyosendo.co.jp/ 
京扇子・京うちわhttp://www.sensu-uchiwa.or.jp/indexa.html
舞扇堂http://www.maisendo.co.jp/
扇子についてはもっといろいろ書きたいところだが、またも「睡魔」に襲われたので、後日書き加えることにする。