素のしつらえ展

udf2005-08-18

ギャラリーMITATEでの内田繁氏の展示会http://www.le-bain.com/mitate/gallery.html

内田繁「素のしつらえ」展
8/23(火)〜9/11日(日)
11:00〜19:00(最終日17:00まで)
月曜定休 入場無料

paper moon」がDMになっているが、違い棚、掛け花入れ、和紙からもれるやわらかい光・・・、となっているので「paper moon」以外のものも展示されているのかもしれない。
ところで、「しつらえ」よりは日本の文化から言えば「しつらい」のような気もするが、広辞苑によれば同じことらしいが・・・。
「paper moon」について言えば、売りに出された時に77×124(全体462×124)に折り畳まれているパンフレットが配布されていた。すぐに何処かに行ってしまいそうな小さなパンフレットだが、断面図が入っている洒落たものだった。今、配られているかどうか分からない。

パンフレットにある「paper moon」の説明を引用しておく。

内田繁と国内有数の提灯メーカーである岐阜の浅野商店が、
照明器具「ペーパー・ムーン」を共同開発しました。
岐阜提灯は江戸時代にさかのぼる長い伝統があり、
今日もその技術は受け継がれ育まれています。
和紙のぬくもり、軽やかさ、たたむ簡便さなど、
日本あらではの提灯のすぐれた機構と
現代デザインの簡潔さを待ち合わせた
ペーパー・ムーンは、日常の暮らしの中に
ひかりの演出効果をもたらします。

岐阜提灯といえばなんと言ってもイサム・ノグチの「あかり」と言う事になるが、「paper moon」は「あかり」と違ってかなり「繊細」なデザインで、大きさもコンパクトなものでのスタートだったようだ。最初のシリーズは全てスタンドだと思うが、その後「15」位まで出ているようだ。その中にペンダントがあるのかは???
この「paper moon」は引用した中にもあるように、岐阜の「浅野商店」と言う提灯屋さんが作っている⇒http://www.chochin.co.jp/。「paper moon」以外にもジャスパー・モリスン(何でやたらとジャスパー・モリスンなのか分からないが、彼のデザインは作りやすく使いやすい、と言うことだろうか?)などのデザイナーと組んでいろいろ試みているようだ。そのパンフレットにある浅野商店の紹介文を引用しておく。

1916年岐阜市内に15坪の店を浅野順作が設立。
当初は主にうちわ、提灯、傘を製造。
現在は、お盆提灯を中心とした提灯の製造販売を手がける
岐阜を代表するメーカーである。
今後は、お盆提灯だけでなく、優れた職人の技を活かし、
あらたな提灯の在り方を企画開発する
プロジェクトに積極的に取り組む。

提灯型の照明器具には他にも、ひびのこずえ氏のアリンコみたいな「MUSHI NO AKARI KI NO AKARI」http://www.oribe-co.com/shop_gallery/shop/product/30.html があるが、それぞれに個性があってチョット使ってみたい感じはする。