[建築]数寄屋

udf2005-12-31

新しい本ではない。淡交社が昭和43年(1968年)に限定2000部で出版した一種の豪華本。文は「伊藤ていじ」、写真は二川幸夫氏、装丁は「田中一光」と言う豪華メンバー。
広告用のパンフレットもかなり豪勢で、二川幸夫氏の写真「玉林院簑庵」が見事!そのパンフレットによると、

本書の特徴――――― 
1=数寄屋建築の典型をあますところなく徹底的に究明
1=数寄屋建築の構造・デテールまで写真で詳説
1=新に平面図・断面図・透視図を起し、細部をも図解
1=数寄屋の発生から完成までを、建築文化史的に体系
論説・写真・図面が一体となった視覚的構成と編集

となっている。まあ、実物を見ないとこればかりはなんともいえないのだが、さらに「吉田五十八」の紹介文が載っていて、当時の数奇屋をめぐる状況が垣間見られる。