ガルバリウム鋼板

※某メーカーからガルバリウム鋼板の錆について回答があった。
参考のために少し整理して載せておく。ただし、その内容についてはあくまで参考程度にという条件付。
■ガルバリウム鋼板の耐食性は溶融亜鉛めっき鋼板に比較すると3倍から6倍の耐食性を持っているといわれている。しかし使用方法が適切でないとその機能は充分に発揮できず全ての使われ方で万能という訳ではない。
■通常の使用状態であれば14年で錆にいたることはなく、何か特殊な条件のため錆びたと思われる(こちらで出した質問に対する回答部分)。
以下に一般的にガルバリウム鋼板を使用する場合の錆びの要因について記述する。
■ガルバリウム鋼板でも常に濡れた状態に置かれるような場合(例えば屋根に枯葉などが堆積するような状態だとか、屋根の裏面が結露し常時濡れているような場合)には早期に錆に至る可能性がある。
■またその濡れ成分に海塩成分とかアルカリ成分(石膏ボードの石灰分の場合はこれに該当する)とか木材に含まれる防蟻剤成分とか銅を含んだ農薬成分のようなものを含んでいると更に腐食は促進され早期の赤錆に至る場合がある。
■また濡れ成分とは異なるが、ガルバリウム鋼板と接触して使用される金具にも注意が必要。使用方法を誤ると、その金具に接触した部分のガルバリウム鋼板のめっき層が腐食(溶け出し)し早期錆になる。
使用を避けたほうが良いものとしては銅・鉛金属。
■また鉄金具でも早期錆の可能性がありそのような場合は金具とガルバリウム鋼板の間にパッキングのような絶縁物を挿入すると防ぐことが出来る。
■追加2005.11.13⇒https://www.yodoko.co.jp/showroom/pdf_catalog/pdf/eco_green/eco_green_6.pdf

【m-project】貸室展開図修正・排気検討。