ON SUNDAYS 深澤直人展続き

udf2004-11-25

正確には昨日のことだが、日にちのずれより内容を記録することを優先することに。
何回か書いているが、「深澤直人 ありそうでないもの展」について。この案内は11月14日のudf-weblog参照(http://d.hatena.ne.jp/udf/20041114)。
cafeは今日はすでにトップの写真を、ギャラリーの方にしてしまったので、別の日に写真を載せて記録する。
トップの写真は小さいので分かりにくいが、cafeから地下を見下ろしたもの。
■右側に少し見えるのが、エレベーターのシャフトで御存知のように円形をしている。今回の展示では、この壁を携帯電話を線描きした白い紙が覆っている。その携帯電話に近所の小学生が色を付けている。よくありがちな(さいたま新都心の官庁街区パブリックアートも同様)地元の小学生参加型アートのONSUNDAYS版、と言ったところだろうか。奥の方に「和多利○○」とサインがあったが、オーナーのお孫さんも参加しているのかもしれない?
■今回の展示のメインは床に立っている、展示ケース内の作品、まあ作品と言うのかどうか分からないが。製品開発までの試作品などが展示してあって、「製品?作品?」のコンセプトや発想のきっかけ、あるいはユニークなプレゼンテイションが分かって、とても面白い展示だと思う。
auINFOBARのプレゼンテーションが、「レゴ」で作った携帯電話の形だったり、製品化されていないが、「石ころ」をモチーフにした携帯電話があったり、(店員が若い女性の客に熱心に説明しているのが聞こえたのだが)それが製品化できない原因が折りたたみ部分の丁番の強度だったり・・・。
他にもバナナ飲料のバナナの皮のようなパッケージとか、アボガドの細毛がびっしり生えているアボガドジュースのパッケージとか、ユーモアとウイットに富んだデザイナーの発想を直接見ることが出来て一見の価値あり。
直にさわることが出来たらもっとデザイナーの発想の豊かさが伝わってくるのだろうが。
■外側の壁には、赤瀬川源平の、「トマソンhttp://www.st.rim.or.jp/~tokyo/thomalink/あるいは「路上観察学会http://www.kitamura.co.jp/shiki/shiki-31/rojou/rojou2.html の写真のような写真が張り詰めてある。
■もうひとつは、階段の裏手にある、「避難誘導サイン」。これは聞かないと分からない位置にある。これも店員の人が前述の客に、「実はこっちにもひとつあるんですよ!」と話していたのが聞こえたので見つけることが出来た。この店員さんは、オジサンが来てもまったく説明する気は無いようだ。若い男性にも何も説明していなかったので、基本的に女性にしか説明しないらしい・・・。ナンナンダ!!まあ、ありがちなことなので、自分で探すに限るが。
これは、ドラえもんが避難口に走っていく作品らしい。「らしい」と言うのは、見たときには避難口だけが緑のサインのなかに四角くあいているだけだったので。チラシやサイトにはドラえもんが逃げていく写真が載っていた。
■昨日も書いたが、製品化されたものは、1階のショップの方に展示されている。
楽しい展覧会なので是非足を運んでみては・・・。
トークイベント:1回目「大橋歩+深澤直人」12月16日。2回目「三宅理一+深澤直人」1月03日。各回2500円(2階通し3000円)