日本のクラフト

udf2004-11-27

クラフト・センター・ジャパンhttp://www.craftcenterjapan.jpと言う組織の展覧会。不勉強にしてこの組織を知らなかった。
歴代の理事等を見ても余り知った名前が無い。秋岡芳夫中村錦平・渡辺力・神代雄一郎ぐらいかもしれない。まあ、クラフトに限られているのでそうなるのか。
HPによると、丸善の支援を受けていたらしいが、丸善が撤退して窮地に陥っているようだ。
展覧会は、「日本のクラフト〜風土のカタチ、手の力〜」というもの。http://www.ozone.co.jp/WebX?13@@.31e8c148
■会期:2004年11月25日(木)〜12月7日(火)※水曜日休館
■時間:10:30〜18:30
■会場:リビングデザインセンターOZONE(3F OZONEプラザ)新宿パークタワー
■主催:財団法人クラフトセンタージャパン
案内DMにある紹介文を引用しておく。

戦後のクラフト運動の拠点として、1959年にクラフトセンター・ジャパンは生まれました。日本の風土の中で培われながら、創りだされ、使われてきた美しく健やかなモノたち。それらを「日本のクラフト」と呼び、普及と発展に取り組んできました。
そして時代は混沌とした21世紀へ・・・。人間も自然や環境の一部であることに気づき、時代が多様であるからこそ強く意識される自分らしい暮らし。クラフトは、そうした「共生」の在り方を示す、私たちが大切に育ててきた文化です。
クラフトセンター・ジャパンは、今ここで「日本のクラフト」の現在と過去を見つめながら、より心豊かな次のステージへ、新たな一歩を踏み出したいと思います。

展覧会場に、この組織の機関誌「手−もうひとつの生活」と言う、大きさ230x115の縦長の冊子が創刊から休刊するまで、50冊並べられていた。いかにも1960年前後の冊子らしい装丁の、質素だがすがすがしいかたちをしている。
建築で言えば「風声」(発行:株式会社 岡澤)、後の「燎」(かがりび、発行:INAX1995年第26号通巻第47号で廃刊)のような雰囲気を持っている。