空の名前
「空」にはたくさんの表情がある。心和む「空」、心踊る「空」、心騒ぐ「空」。どんな「空」が好きか考えると、小春日和の心地よい「空」か、真夏の海の上に広がるどこまでも青い「空」、そして湧き上がる白い雲。とにかく、「空」は楽しく気持ちを優しくする力があるように思える。
トップの写真は「空の名前」と言う「空」の写真集。
情緒的な「空」への思いもあるが、この本はいろいろな「空」の解説があって面白い。
目次を引用しておく。
1 雲の章
2 水の章
3 氷の章
4 光の章
5 風の章
6 季節の章
トップの写真と目次は光琳社出版の物なので、角川書店版になってからのものがどうなっているかは未確認。
いずれにしても、「空」は見飽きることが無い。この「空」は世界につながり宇宙に広がっていく。それを思いながら青く澄み切った「空」を見ていると、この地上のたわいも無いことに右往左往していることが、なんとなく笑えてくる。
ちなみにこの本は息子の持ち物で、日本にいる時はよく我が家の屋上から「空」の写真を撮っていた。「空」がよほど好きなようだ。
「空」はまた、「空間」にも通じるものがある。何ものをも包み込む「空」・「空間」。そして「空間」は建築へと収斂する。空」はいつの間にか「建築」に変化していく、つまり、「空」は「建築」!
- 作者: 高橋健司
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1999/12/10
- メディア: 単行本
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