「幸福のかたち」展

udf2005-01-11

「スパイラルガーデン」での展覧会。http://www.spiral.co.jp/

■日時:2005年1月14日(金)〜23日(日)
会期中無休 11:00〜20:00 入場無料
■会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
■出展者:
さとうりさ
名和晃平
澤田知子
テア・マキパー
ハン・ジン=スー
イヴァナ・ファルコーニ
フェデリコ・エレーロ 

愛知万博のプログラムの一部らしいが、本体の方の「愛・地球博」と言うネーミングは何かチョッと変な感じがしないでもない。「愛知」で開催されるから、「アイ・チ球博」と言うわけでもないのだろうが。駄洒落的文化が横行しているように思えなくもない昨今、まあそんなものかなと言うところか。
art自体がかなり幼児化しているところもあるし・・・。
トップの写真はこの展覧会のチラシだが、かなり「可愛い」=「幼児化」?
南條史生氏が1997年に手がけた、横浜、上大岡駅の「ゆめおおおか・アートプロジェクト」で、村上隆氏の話を聞いたような記憶があるが・・・。奈良美智氏の作品にしても「癒し」系のアートと言うことで評価されるのだろうが・・・。
「アート」特に抽象的な「パブリックアート」などは、「評論家」あるいは「キュレーター」と言われる人の言動、それに連動した「美術ジャーナリズム」などの思惑で「流行・はやり」が作られていくような感じがしてならない。
そしてそこには非常に大きな「お金」が動く。ベンチ一つ2億円などと言うのもあるらしき世界なので、どこか胡散臭さが付きまとう。
「アート」が尊重されること自体は良いことであり、心和む「パブリックアート」は十分存在価値があるものであることは間違いないのだが。
今回の作家の作品がどのようなものかは分からないが、「テマ・マキバー」の過去の作品で、「Parasite」(1998)などは結構面白い。どこか、安藤忠雄氏の「マンハッタンのペントハウス計画」を髣髴とさせるところが有る(見た目の話だが)。