Ahaus

udf2005-02-28

先日、INAXブックギャラリー(京橋)で偶然眼にしたので購入。青森の建築家が同好の志を集めて創刊した建築雑誌らしいが、雑誌そのものに「創刊の辞」的な文章は載っていないので、地元のジャーナリズムの紹介記事の一部を引用しておく。
陸奥新報WWW-NEWS(http://www.mutusinpou.co.jp/news/05021204.html)

県内の建築関係者らによる建築デザイン情報誌「Ahaus(アーハウス)」が創刊された。住宅建築情報の発信と併せ、建物の魅力をデザインと時代背景からとらえ直す。創刊号では生誕百年を迎えた日本近代建築の巨匠前川國男と、前川が手掛けた建築物が多く残る弘前市とのかかわりを特集した。同誌発行人で一級建築士の森内忠良さんは「県内に残る身近な建物の魅力を紹介し、再評価のきっかけにしたい」と期待を込める。・・・

創刊号は前川國男特集で、なかなかここまで弘前の前川建築を紹介した書籍は、ないのではないかと思う。地元発信の強みと言えるのではないか。
連載記事もたくさんあり、「formA」と言う青森のデザインを紹介した物など、青森発信の雑誌ならではの記事も有る。
なかに、『森内忠大の建築はしご旅|「ル・コルビュジェ」の巻』なんて言うのもあるが、発行人との関係などが気になったりして。
年2回発行と言うことで、青森の地域性を出していくとすると(それでないと発行した意味が無いと思うのだが)、余計なお世話だが、ネタが続くのかと心配になる。
まあ次は、弘前の近代建築となるのだろうが、後が続くのだろうか?
青森県立美術館までは良いとして、その先は・・・。まあ、門外漢があれこれ心配しても仕方がないので、展開を見守ると言うことだろうか。
是非、それぞれの地元からの質の高い建築に関する継続した発信を期待したい。
「アーハウス」のホームページは⇒http://www.a-haus.net/
経済的には青森の設計事務所や建設会社の協賛があるようなので、何とかなっているのだろう。