2005 ADC展

udf2005-06-26

2005TokyoArtDirectorsClubExhibitio 、会員作品は「ggg」、一般作品は「G8」に展示される。
■会場1:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg) 会員作品
■会期:2005年7月4日(月)−7月30日(土
  11:00a.m.−7:00p.m.(土曜日は6:00p.m.まで)  日曜・祝祭日休館 入場無料
  http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/gnext/gnext.html
■会場2:クリエイションギャラリーG8(G8) 一般作品
■会期:2005年7月4日(月)−7月29日(金)
  11:00a.m.−7:00p.m.(水曜日は8:30p.m.まで)  土・日・祝祭日休館
  http://www.recruit.co.jp/GG/exhibition/2005/g8_0507.html
この展覧会は、CFやそのほかの宣伝広告媒体のコンクールと言うことだと思うが、「G8」の案内文の一部を引用しておく。

ADC展は当ギャラリー恒例の企画で、広告・デザイン界で注目されているイベントのひとつです。
ADC(正式名称:東京アートディレクターズクラブ)は1952年、広告関係者により結成され、現在、トップクラスのアートディレクター87名により構成されています。この会員が審査員となって行われる年次公募展がADC展です。ここで選出されるADC賞は、日本の広告やグラフィックデザインの先端の動向を反映する権威ある賞として、内外の注目を集めています。

アートとデザインを峻別する必要は無いのかもしれないが、一般的に「アート」は何の機能を持つことなく、アーティストの表現の結果であり、デザインは与えられた機能を実現する手段と考えられているが(多分!)、「キユーピークオーター」のコマーシャルフィルムの海の一カットを見ていると、「フォトアート」として十分考えられるのではないかと思える。
優れた「デザイン」のdetailは「アート」の集合と言えるのかもしれない・・・。
模型の授業の最終日のレジュメに引用している、佐藤晃一http://www.dnp.co.jp/gallery/artist/sato/sato.htmlの言葉が印象的なのでここでも引用しておく。

20代の頃、私はデザインこそ新しい芸術だと信じていた。ビートルズサウンドは額縁芸術の葬送行進曲であり、現実と虚構の間の壁に風穴を開けるデザインのカラクリこそ、心躍る芸術の解放だと考えていた。
 しかしキャリアを積むにしたがって考えが少しずつ変わってきた。芸術には本来目的がないのに、デザインにはいつも目的があった。プロとして目的を果たすことの的確さが最大の関心事となり、「デザインは芸術ではない」と言う立場にも強い共感を覚えるようになっていた。
 そして今、若い頃とはまた別な意味で、私はデザインの芸術性を大切にしたいと思うようになっている。なぜなら、例えば、野に咲く花の様子を見ても、花の美しさは虫たちを呼び寄せるという目的からずいぶんと逸脱しているように見えるからである。
佐藤晃一 The Energy of Asian Design 第532回デザインギャラリー展(銀座松屋