Temporary Immigration

udf2005-08-19

ワタリウムでの展覧会http://www.watarium.co.jp/exhibition/index.html。すでに会期は半分経過してしまっているが、いつものようにワタリウムの会期は長い。今回は4ヶ月間の会期がある。

3人のアーティストの展覧会だが、直接的に建築やdesignとは結びつかないようだ。チラシには対談形式で、「夏、今むこうで話題の、シルビアっていう女性のアーティストと建築系のベアート、それにブックデザイナーのラーズっていう3人が東京にやって来てるんだって。日常目線で“地球の今”を作品にして「テンポラリー・イミグレーション」っていうタイトルで展覧会にする。結局、短くても東京の住人になって、そこから始めるみたいだ。」と言っているので、ベアートと言う人は「建築系」なのだろうが、プロフィールを見ても別に建築家と言うわけではなさそうだ。「大掛かりで、構築的なオブジェ7体」が展示されるからか、あるいは「構成主義や「デスティール」運動を思わせる」ものがあるからなのか?「平面構成」的な作品には確かにそんな感じもするが、実際の作品を見てみないと何とも言えない。
ネットやチラシで見ると、ラーズと言う人のブックデザイン関係の展示が面白そうな気もする。

テンポラリー・イミグレーション展 つかの間の日常に
■参加作家:ラーズ・ミュラー ベアート・ゾデラー シルビア・ベッヒュリ
■会期:2005年7月2日(sat)−10月23(sun)
■開館時間11:00〜19:00 *毎週水曜日は21:00まで延長
休館日:月曜日 *7月18日(祝)、9月19日(祝)、10月10日(祝)は開館
■入館料:入場料:大人1,000円 学生800円(25歳以下)
(期間中、何度も使えるパスポート制チケット)

ワタリウムの展覧会は会期が長いので、ついつい「油断」していて見逃すことが多い。
今年も「庭園倶楽部 http://www.watarium.co.jp/lec_teien/」を開催している。稲次敏郎氏が講師を辞めてから何年になるのだろうか。かなりコンパクトになって、講師は「今テレビで話題?の重森三玲氏」の孫、重森千青(ちさお)氏と、昔「新建築」で西和夫氏が「数寄空間への招待」と言う大変興味有る連載を書いていた時、平面図などの「作図者」として名前が出ていた小沢朝江氏(現在、東海大学助教授)の二人。
以前の「庭園倶楽部」が2年間に渡り、15回で構成されていたことを考えると随分ダイジェスト版になった感じがするが、来年は参加してみても良いかもしれない。