ストレステスト

2012年1月16日現在、稼働中の商業用原発は54基中5基になっている、4月中にはこのまま行けば商業用原発はすべて停止するhttp://genpatumap.seesaa.net/article/198173618.html。それだからと言って日本の経済も国民の生活も決定的なダメージを受けるわけではないのでは。今現在5基だけの稼働でも日常生活に特に問題は起きていないし、国民の一定程度の節電と代替発電で今年の夏も乗り切れることはほぼ間違いない。だが、原発でお金儲けをしている人たちは、国民の将来のことなどどうでもよくて、当面のお金儲け以外考えていない。どうしても原発を動かして儲けたい、と言うことで、福島第一原発の事故原因(津波以前にどれほどのダメージを地震で受けていたのか等々)も判明しないのに、「欧州の権威をかりて」ストレステスト(耐性評価)を実施して、原発を再稼働しようとしている。でも、原発の弱点(福島第一原発の事故原因など)が科学的に解き明かされていない今、どのように原発の災害に対する「耐性」を評価しようとしているのか、ごくごく普通に考えても、「ストレステストって根拠があるの、で、何が分かるの?」と言うことになるのではないだろうか。もっとも、野田首相は、「収束」を宣言すれば事故が収束したことになるし、「ストレステスト」で「原発は安全」と「宣言」すれば、「原発は安全」なことになる、そうやって原発を再稼働して、利権システムも再稼働しようということなのだろう。でも、日本の未来のために、原発はこのまま静かに終息してもらわねばならない。薄汚い利権のために、日本の未来を売り渡すわけにはいかない、これは当たり前の話、だと思うが。